パーソナルトレーニングジムに初めて通う人にとっては、服装はどうすればよいのか迷うところです。ジムによってはトレーニングウェアをレンタルできるところもあるため、レンタルをするのか、自分で購入するのかといった選択肢もあります。
また、自分で購入する場合には、どのような機能やデザインのものを選べばよいのかといったところも気になります。この記事では、パーソナルジムでの服装、おすすめウェアについて解説します。
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小尾 晋太郎
株式会社Natural 代表取締役
パーソナルジム「HABIT パーソナルジム」を国内に5店舗展開している。(恵比寿/代々木上原/池尻大橋店/中目黒/白金高輪)
一人一人に合う指導で、モデルや女優を始めとする、多くの女性をヘルシーボディへ導く達人。
野球を12年、アルペンスキーを10年、キックボクシング4年の競技歴。
現在はボディメイクトレーニングを主に実施。
出身地：山梨県 身長:173cm 体重:95Kg 野球:12年 アルペンスキー:10年 キックボクシング:4年
パーソナルトレーニングの時の服装はどうすればいいのか
パーソナルジムでは、トレーニングをしやすい服装に着替える必要がありますが、ジムによってはウェアがレンタルできるところもあります。レンタルではモチベーションが上がらない、または自分のウェアを持ちたい、というのであれば購入することになります。
パーソナルトレーニング用のウェアは購入しないとだめ？
パーソナルジムに通う場合にはトレーニングウェアを購入しなければならないのかどうかについて解説します。
レンタルウェアが用意されているケースがある
先にも述べたように、パーソナルジムによってはウェアをレンタルしているところもあります。そのため、パーソナルジムに通うからといって必ずしもウェアを購入しなければならないというわけではありません。
ウェアのみならずシューズやタオル、トレーニング中のドリンク、トレーニング後のシャワー用アメニティも無料で利用することができるジムもあります。レンタルウェアがよいという人であれば、レンタル可能なウェアのサイズ、デザイン、素材といったところを実際に見て、適当なものがあるかを確認しておくことをおすすめします。
下記に、大手のパーソナルジムにおいてレンタルしているものを紹介します。また、大手の一般ジムについても紹介しておきます。
| 大手パーソナルジム | レンタルできるもの |
| RIZAP | トレーニングウェア、水、タオル、シャンプー等アメニティ、シャワールームなど無料 |
| Reborn Myself（女性専用） | トレーニングウェア、水、タオル、シャンプー等アメニティ、シャワールーム、パウダールームなど無料 |
| 24/7ワークアウト | ウェア、シューズ、タオル、トレーニング中のドリンク、トレーニング後のシャワー用アメニティも無料 |
| 大手の一般ジム | レンタルできるもの |
| コナミスポーツクラブ | ウェア、シューズ、タオル、水着&スイムキャップ
1アイテム550円、2アイテム990円、3アイテム1,430円、4アイテム1,760円、5アイテム1,980円 (施設によって異なります) |
| スポーツクラブルネサンス | タオルレンタル 1,760円/月
オールレンタル 3,740円/月 (一部実施していない店舗があります。) |
| セントラルスポーツ | レンタルの用意はありません。 |
ジムでレンタルできるもの・できないもの
パーソナルジムでトレーニングウェアのレンタルを行っていても、ジムワークで人によっては必要なその他のものがレンタルされていない場合があります。たとえば、汗拭きタオル、汗拭きリストバンド、ヘアバンド、ウェイトトレーニング用のグローブなどといったものです。
パーソナルジムでのトレーニングを進めていくと、自分に必要なウェア類でレンタルしていないものがわかってくるため、レンタルできないウェアは購入しましょう。
モチベーションアップにはマイウェアがオススメ
パードナルジムは一般のジムに比べて料金が高めですが、マンツーマンの指導により効果的なトレーニングができます。しかし、いかに良いトレーニングを行っても、継続をしなければ効果は現れません。
トレーニングを継続するには、モチベーションアップが重要となりますが、お気に入りのマイウェアというのもモチベーションアップにつながります。自分が選んで購入したお気に入りのウェアがあれば、パーソナルジムに行くのも待ち遠しく感じられます。
マイウェアの2つのメリット
パーソナルジムにおいて、自分で購入したウェアを着用する場合のメリットについて解説します。
自分の好きなブランドやデザインを選ぶことができる
マイウェアのメリットは、自分の好みにあったブランドやデザインのものを選ぶことができるところです。レンタルウェアだと、在庫の中から自分にあったサイズのものを選び、デザインや色、ブランドは二の次となるため、必ずしも気に入ったものが着用できるとは限りません。
一方、マイウェアを購入する場合には、気に入ったブランドやデザインのものを、サイズがなければ取り寄せることができます。お気に入りのマイウェアを用意すると気分が上がり、トレーニングも待ち遠しくなります。
運動能力向上を期待できる
自分の身体のサイズにぴったり合ったマイウェアだと、トレーニングの邪魔になることはありません。また、着圧により身体にフィットし運動時に筋肉のブレを軽減するような機能性ウェアをマイウェアにすれば、トレーニング効果は一層向上します。
また、吸湿性や速乾性に優れた生地でできたものをマイウェアとすれば、汗を気にすることなくトレーニングに集中できます。
マイウェアの3つのデメリット
ジムでマイウェアを着用する場合のデメリットについて解説します。
費用がかかる
ジムで着用するウェアを、レンタルでなく自分で購入する場合、購入費用がかかります。もちろん、レンタルの場合でも費用はかかりますが、自分が気に入ったウェアを購入するよりは低額であることが多いです。
トレーニングウェアを自分で購入するとなると、どうしても気に入ったデザインやブランド、素材、色のものが欲しくなり、高額になりがちです。
ウエアを持ち運ぶのが手間
パードナルジムでマイウェアを着用するとなると、ウェアを持ち運ばなければなりません。トレーニング用ウェア一式といえば、着るもののほかにシューズや小物もあります。
たとえば、職場から直接ジムに通ったり、公共交通機関で通ったりするとなると、荷物の量が多いと手間になります。
洗濯物が増える
トレーニングウェアは肌に直接接していたり、汗を吸っているため、基本的には使用の都度洗濯する必要があります。他の衣類だと、何回か着てから洗濯することがありますが、トレーニングウェアはなかなかそうもいきません。
毎度洗濯するとなると、その日の洗濯物が増えることになります。洗濯物が多い日にトレーニングウェアも洗うとなると、1回で済んだ洗濯が2回になる場合もあります。
レンタルウェアの2つのメリット
パーソナルジムで、マイウェアではなくレンタルウェアとする場合のメリットにはどのようなものがあるか説明します。
ジムに通うのが楽になる！
ジムで着用するトレーニングウェアをジムでレンタルしますので、ウェアを持ち運ぶ必要がなく手軽です。手軽にジム通いができれば、ジム通いを継続することも苦にならず、トレーニングの効果も期待できます。
パーソナルジムが続かない原因で比較的多いのは、通うのが億劫になって続けられなくなることです。トレーニングウェアを持参しての移動は、場合によってはジム通いの妨げにもなります。
経済的である
ジムで着用するトレーニングウェアを購入するとなると、デザインやブランドなどにこだわってしまい、どうしても高額になりがちです。ところが、ジムでレンタルしているウェアで済ませるとなると、在庫の中からサイズが合うものを選ぶだけですので、比較的安く済ませられます。
パーソナルジムによっては、最低限の必要なものを無料でレンタルしてくれるところもあります。
レンタルウェアの2つのデメリット
トレーニングウェアをレンタルとした場合のデメリットについて次に解説します。
サイズの制限がある場合がある
トレーニングウェアをジムでレンタルする場合には、限られた在庫の中から自分に合ったサイズを選びます。たとえば、自分の身長や体重が一般とは大きく違っていたり、お腹が大きく出ていたりすると、なかなか合うものを見つけられません。
ぴったりのサイズがないからと、妥協して合わないサイズにしてしまうと、トレーニングで邪魔になったり、うまく動けなかったりして効率が悪くなったりしてしまいます。
個人的な衛生感覚
パーソナルジムでウェアをレンタルする場合、多くの場合は在庫の中から貸し出されることとなります。その場合洗濯はされているのですが、生地が傷んでいたり、変色していたり、糸がほつれていたり、といったようなものが当たる場合もあります。
また、見た目は問題ない場合も、においが付いているようなこともあります。トレーニングウェアは、他人が着用して激しい運動をおこない、汗も多量に吸うため、普段着よりも劣化が早く進みます。
汚れやにおいに敏感で、人が次々と使用したレンタル用品に抵抗がある方には、レンタルウェアは馴染めないかもしれません。
パーソナルトレーニング用のウェアを購入する場合のポイント
パーソナルトレーニング用のウェアを購入する場合のポイントについて、アイテム別に解説します。
【アイテム別】パーソナルトレーニングウェアの選び方
トップス
トップスは、ジム内の温度や暑がり寒がりに応じて、半袖、長袖、薄地、厚地を決めるとよいです。たとえば、薄手の半袖1着しか持っていないとなると、トレーニングが進み身体が温まってきたときは丁度よいと感じますが、トレーニングの始めは寒いと感じるかもしれません。
できれば、重ね着ができるよう半袖と長袖、あるいは、厚手と薄手の2着持つことをおすすめします。
パンツ・ボトムス
パンツ・ボトムスもトップスと同じく、ジム内の温度や暑がり寒がりに応じて、短パン、ロングパンツ、薄地、厚地を決めるとよいです。パンツ・ボトムスもトレーニングを始めたばかりで身体が温まっていないうちは、身体を保温できるロングパンツを、身体が温まってくれば体温を逃がす短パンを選ぶことができると理想です。
そのため、パンツ・ボトムスも短パンとロングパンツの2着あるのが望ましいです。しかし、1着で済ませたい場合には、短パンでも長めのものや、スパッツのような身体にフィットしたものだと、室温や体温の変化に広く対応できるので、おすすめです。
シューズ
パーソナルトレーニングで使用するシューズは、サイズが合っているもの、滑りにくいもの、軽いもの、が望ましいです。パーソナルトレーニングにおいては、トレーニング目的によっても異なってきますが足の感覚が大事で、シューズは足を保護するために履くものです。
その点を考えてシューズを選べば、適当なものを選べます。
下着・肌着
トレーニングでは汗をかくため、下着・肌着でもっとも大事なところは、汗を吸収して乾かしてくれる吸汗速乾性が高いことです。速乾性が高ければ、洗濯をしてもすぐに乾きますので、多くの枚数を準備する必要がありません。
また、下着によっては加圧機能を有するものもあります。これは、着圧で身体に負荷をかけることで基礎代謝を高め、トレーニング効率を高める商品です。
トレーニングの目的によっては、加圧機能がある下着を着用するのもおすすめです。
下記に、吸汗速乾性が高い下着をいくつか紹介します。
・ユニクロエアリズム
シルクを配合した滑らかな素材で、極細繊維がよく汗を吸収し、すぐに乾かし快適な着心地となっています。極細繊維が紡ぐ生地は 、着ていることを忘れるほどなめらかで、素肌を汗と摩擦から解放します。
男性、女性、子供用があり、半袖、タンクトップ、レギンス、ショーツ、ブリーフなど種類も豊富にそろっています。
・しまむらニオわなインナー
しまむらが小林製薬と共同で開発した、制菌加工を施したレディース・メンズ肌着です。汗をかいたまま放置したり、通気性の悪い服を着ていたりすると、蒸れて細菌が発生しやすくなり、臭いが発生します。
しかし、繊維に制菌加工が施されているインナーだと、菌を増殖させません。これにより、イヤな臭いの発生を抑制できます。
・ワコール瞬汗ドライ
ポリエステル60％、綿40％の綿混素材で、吸汗速乾性に優れています。汗をかいてもべたつきにくく、さらっとした肌ざわりのインナーです。
身生地部は抗菌防臭加工をほどこした素材を使用しており、脇の部分は汗取り付きで、気になる脇汗対策もしっかりとされています。
・GU スタイルドライ
ポリエステル92%、ポリウレタン8%の素材で、吸水速乾性は文句なしです。汗をかいてもすぐに吸い取ってくれるため、汗かきの人でも、長時間快適に過ごせます。
また、抗菌防臭機能もあり、種類は男性用、女性用、子供用があります。
まとめ
パーソナルジムでの服装について解説しました。パーソナルジムでの服装は、ジムによってはレンタルしてくれるところもあるので、購入しなければならないという訳ではありません。
しかし、レンタルではなかなか気に入ったものを着られないため、自分の好きなウェアを購入すればトレーニングのモチベーションも上がります。トレーニングウェアを購入する際には、アイテム別に注意すべきポイントがあります。
購入する際のポイントを押さえてトレーニングウェアを購入すれば、次回のトレーニングも待ち遠しくなります。
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