パーソナルトレーニング

パーソナルトレーナーの年収・給料は?稼ぐための5つのポイントを解説!

近年人気の職業であるパーソナルトレーナーですが、年収や給料は、経験、所在地、雇用形態などで大きく変わってきます。ここでは、そんな変動の大きいパーソナルトレーナーの平均年収、日本の平均年収との比較、高収入を得るためのポイントなど、パーソナルトレーナーの報酬事情について詳しく解説していきます。これからパーソナルトレーナーとして活躍を考えている方や、現在の年収に不満を感じている方は必見です。

パーソナルトレーナー 年収

パーソナルトレーナーの平均年収は?

パーソナルトレーニングの人気とともに、パーソナルトレーナーという職業の人気と需要も高まっています。パーソナルトレーナーはお客様の成長を応援できるやりがいのある仕事ですが、働くうえで良いパフォーマンスを発揮するためには年収はとても大切なポイントです。まずはパーソナルトレーナーの平均年収と、年収がほかの業種と比べて高いのか低いのか見ていきましょう。

平均年収は?

パーソナルトレーナーの平均年収は、トレーナーの経験レベル、勤務地、勤務形態、年齢、雇用形態、場合によっては資格の有無によっても大きく変動しますが、一般的にはおおよそ350万円程度といわれており、月収に換算するとだいたい30万円になります。初任給は22万円前後と、日本の平均初任給と同じぐらいの金額になっています。

日本の平均年収との比較

日本における年収の平均は約400万円といわれています。前記したようにパーソナルトレーナーの平均年収は約350万円ですから、それに比べるとやや少なく感じてしまうかもしれません。ただし、パーソナルトレーナーの年齢層は比較的若いため、20代の日本の平均年収350万円と比較すると同水準になります。そう考えると、同年代の他業種とさほど変わらない平均的な収入水準といえるでしょう。

独立開業すると1000万円以上も!

さまざまな雇用形態のあるパーソナルトレーナーですが、自ら開業してジムを経営した場合には年収が1000万円以上になることも決して夢ではなく、実際にそれだけ稼いでいるパーソナルトレーナーの方も多くいます。
パーソナルトレーナーは個別の指導やカスタマイズされたトレーニングプログラムを提供することで、高い収入を得ることができます。ジムを経営し成功するには、専門知識と経験の蓄積、顧客の満足度向上、効果的なマーケティング戦略の実施など、さまざまな能力が必要になります。しかし個人経営の場合、売り上げから経費を引いた金額がすべて収入となるので、平均的な日本人の収入を超えるような高収入を実現できる可能性があります。

パーソナルトレーナーの働き方ごとの給料の違い!

パーソナルトレーナーの雇用形態には、正社員、業務委託、フリーランス、独立といった選択肢があります。それぞれの給与形態と働き方の特徴について詳しく見ていきましょう。 それぞれの働き方にはメリットとデメリットがあります。トレーナーの目標やライフスタイルに合わせて、最適な雇用形態を選択することが重要です。

働き方①正社員

正社員として雇用されるパーソナルトレーナーは、会社やフィットネス施設に所属して一定の給与を受け取る、一般的な会社員と同じような雇用形態となります。 基本給や歩合給(インセンティブ)など、給与形態は雇用主との契約によって異なります。具体的な特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

●安定した収入

正社員として雇用されるため、定期的な給与が保証されます。月収20万円を超えるところも多く、月収とは別にインセンティブを設定しているところもありますので、頑張り次第でさらに多くの報酬をもらえる場合があります。入社を検討している会社の給与制度と実態は必ず確認するようにしましょう。

●労働条件と福利厚生

労働法に基づいた労働条件や社会保険、年次有給休暇、退職金制度などの福利厚生が提供される場合があります。

働き方②業務委託

業務委託として働くパーソナルトレーナーは、フィットネス施設や企業と個人事業主として契約を結び、報酬を得る形態です。具体的な特徴としては以下のようなことが挙げられます。

●報酬形態

業務委託のパーソナルトレーナーは、実際に提供したサービスに対して報酬を受け取ります。契約内容によりますが、一般的に売り上げの25~30%をジムやスポーツクラブへ支払い、残りが自分自身の報酬となる割合が多いようです。依頼が少ないと報酬がほとんどないといったリスクも伴いますが、逆に依頼の多い人気トレーナーになると報酬を大きく伸ばせるというメリットもあります。

●柔軟な働き方

業務委託契約では、トレーナーは自分自身のスケジュールを立てることができます。ま た、複数の施設やクライアントと契約することも可能です。

働き方④独立

独立したパーソナルトレーナーは、自身のトレーニングスタジオや専門施設を開業して経営を行います。具体的な特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

●収益の全てを得る

独立したトレーナーは、家賃や光熱費といった経費を売り上げから引いた残りの利益を全て自分で得ることができます。ジム経営をして年収1,000万円を超える高年収を得ている人も多くいます。

●自由な経営

トレーナーは、自身のビジネスの方向性やサービス内容などを自由に決定できます。ただし経営者となるため、トレーニングスキルだけではなく資金調達や税金等の手続き、マーケティングといった経営能力も必要になってきます。

パーソナルトレーナー 指導

パーソナルトレーナーの給料で高収入を得るための5つのポイント

パーソナルトレーナーにはこれまで述べてきたようにさまざまな雇用形態があり、報酬額もさまざまです。さらにトレーナーとしての技量によってもその額は変化します。
より多くの収入を得るためには、ポイントを抑えながらの工夫と日々の努力が必要になってきます。パーソナルトレーナーとして高収入を得るための5つのポイントを紹介していきます。

高収入を得る方法①専門知識を学びスキル向上を怠らない

パーソナルトレーナーとしての専門知識を継続的に学び、スキルを常に向上させることが大切です。トレーニングプログラムや認定資格への参加を通じて、営業スキル、栄養学、解剖学など幅広い分野における知識を深めましょう。専門性が高いトレーナーは需要が高く、提供できるサービスの質も高いため、高い給料を得やすいといえます。

高収入を得る方法②多くの方に知ってもらう

自身の多くの方に知ってもらうことは、新規顧客獲得に大変重要です。自身のウェブサイトやソーシャルメディアを存分に活用し、自身の得意な領域、専門知識や成功事例を共有しましょう。 地元の新聞やテレビ局、健康・フィットネス関連サイトなどのメディアに自身をアピールするための記事を提供し発信してもらうことも、多くの方の目に触れることができるのでとても効果的です。 さらに、セミナーやワークショップなどのイベントに参加することも知名度を上げるうえで重要です。自身の専門知識を披露し、参加者に価値ある情報を提供することで、知名度と信頼度を上げることができます。

高収入を得る方法③コミュニケーション能力を向上させる

パーソナルトレーナーは人を相手にする接客業なので、コミュニケーション能力も非常に重要なスキルになります。お客様が真に求めることを理解できなかったり、改善点やトレーニング方法を明確に伝えられなかったりすれば、トレーニングの効果も最大限発揮できませんし、パーソナルトレーナーとしての信頼も得ることができません。聴く力やフィードバックの提供、モチベーションの向上など、信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルを磨いていきましょう。

高収入を得る方法④自らも鍛える

教えてもらうパーソナルトレーナーが太っていたりガリガリだったりすると、指導にまったく説得力がありません。自らも鍛えてお手本となることが大切です。 パーソナルトレーナーは自身のフィットネスレベルを高めることで、その効果と信頼性を分かりやすく証明することができます。自らが理想的な体型や健康的な生活習慣を実践し、優秀なトレーナーであると信頼してもらうように、自己鍛錬も重要なポイントです。

高収入を得る方法⑤集客力とマーケティング戦略

トレーニング力だけではなく、集客力やマーケティング戦略も高収入を得るためには重要になります。優れたトレーニングスキルを持っていても、それを伝えるための適切なマーケティング戦略がなければ、クライアントを集めることは難しくなります。集客力を高めるためには、前記したように多くの方に認知してもらうために自身のブランドを確立し、オンラインやオフラインのプロモーション活動を行う必要があります。ウェブサイトやSNSを活用したり、コンテストなどに出場して実績を残すことができれば、信頼度が高まり集客へとつながります。これは独立している場合に限らず、正社員として雇用されているパーソナルトレーナーに撮っても非常に重要です。パーソナルトレーナーの母数が増えている中で、いかに自分自身を選んでいただくか?という点にマーケティングは欠かせません。

 

行動によって高収入も期待できるパーソナルトレーナー

ここまでパーソナルトレーナーの年収や稼ぐためのポイントを見てきました。平均収入をみるとさほど高い業種ではありませんが、雇用形態を変えたり、トレーナーとしての実力を高めていけば、年収1,000万円を超える高収入を得られる職業だということがお分かりいただけたと思います。
今後、パーソナルトレーナーはますます需要が見込まれます。この記事を参考にしていただいて、稼げるパーソナルトレーナーを目指していきましょう。

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